八王子の某有名インプラントクリニックのように、交通広告でクリニックの知名度がグンと上がる期待もできますが、心に残らない広告はまったく残らないが現実です。
ここでは、病院・歯科クリニックが交通広告を活用する際に注意したいポイントをご紹介します。

まず行いたいのが、交通広告を展開するエリアの選定です。病院や歯科クリニックならクリニックの周辺地域やターゲットとする患者層が利用する路線などを選びましょう。
自分の悩みや症状を改善できるクリニックが近くにあると感じてもらうことが大事です。

まれに、本院・分院を一気にひとつの広告内で特定の駅に出稿しているような(右イメージ)パターンもありますが、こういった広告には効果が薄く、すべての駅に関わる車内広告を出したり、その駅に関わる医院のみを紹介したほうが効果的です。
交通広告にはさまざまな種類があるため、どんな交通広告を出すか慎重に考えることも大切です。以下は一般的な例です。
バス広告は、地域住民や高齢者、親子連れなど幅広いターゲット層にリーチできるのが特徴です。バスは地域を循環し、特定のエリアに住む住民が主なターゲットです。とくに、高齢者はバスを利用することが多いため、歯科やクリニックの利用頻度が高い層に効率的にアプローチできます。
バスのルートに沿ってエリア全体に広告を届けられるのもメリット。費用はかかりますが、バスの車体全体を利用したラッピング広告も選択でき、視覚的インパクトが強いことから遠くからでも目に留まりやすいでしょう。
高いリーチ力と高頻度の接触を活かせる電車広告。主なターゲット層は、通勤・通学者やビジネスマン、若年層・学生であり、多彩な人々にアプローチできます。中でも、都市部では利用者数が非常に多いため、バス広告よりも広範囲かつ大勢の人々にリーチが可能です。
また、ポスター、デジタルサイネージ、車内広告など、様々な形式で広告を展開できるのも電車広告のメリット。異なる視点やタイミングで広告に触れる機会を増やすことができます。
ただし通勤の乗り降り・自宅の最寄り駅以外でわざわざ病院に通おうという人がいるかどうかという点は考慮の必要があります。
他にない強みがある、他では扱っていない治療法があるなど、「遠くてもそこに行かなくてはならない」レベルでないと、関連のない駅まで来てもらうというのは難しいと思っておくほうが無難です。
交通広告のデザインとメッセージは、短時間で伝わるように工夫することが重要です。
たとえば自由診療専門のクリニックであればセレブ感を、保険診療中心のクリニックであれば親しみやすさを演出したデザインやキャッチコピーが必要です。
出稿だけではなく、クリエイティブの相談もできる広告代理店であれば、このあたりの作業が楽になるはずです。
クリニックの特徴や強み、診療科目、連絡先なども掲載しましょう。詳細と書きましたが、ターゲットとなる層が短い時間で「私のための病院だ」と理解できるように、最寄り駅を大きくするなど、見せるべき情報の取捨選択とメリハリが大切です。
中吊り、ドア貼り、駅ナカポスターなど、それぞれ大きさや目線の高さなども異なってくるので、戦略的に考えて行く必要があります。
電話番号や公式サイトのURL、QRコードなど、すぐにアクセスできる情報を掲載しましょう。公式サイトがSEOで上位表示していれば「●●で検索」といった表記などもアリですが、短くて覚えやすいワードでないと、逆効果です。
せっかく広告が目に入っても、「予約をしたい」と思った瞬間に行動に移してもらえるような情報がないと、ユーザーの興味・関心はどんどん薄れていきます。クリニックに直接連絡を取る手段を広告に掲載することで、そのまま、より調べたり問い合わせたりという次の行動につなげることができます。
交通広告は短期的な施策には向いていないので、そもそも長期的に考える必要があります。
また、基本的に病院や歯科クリニックは不調を感じたときや我慢ができなくなったときなど、なんらかのきっかけがあって利用する施設ですが、それが今日なのか、明日なのか、半年後なのかは誰にもわかりません。
このため日頃から定期的に情報を掲示し、病気や怪我をした時に、真っ先に思い出してもらえるようにすることが大切です。
開院記念や特定の検診キャンペーンなどのタイミングに合わせて広告を出すのも良いでしょう。とくに、オープンしたばかりだったり、受けた方が良い検診があったりする場合に、クリニックとして来てほしいターゲットに向けてアプローチする方法もあります。
交通広告は「出して終わり」ではなく、定期的に効果を測定し、必要に応じて戦略を見直すことが大切です。
具体的には、来院者に広告を見たかどうかを尋ねるアンケートを実施したり、来院数や問い合わせ件数の変化を追跡したりします。効果的ではない
病院や歯科クリニックの交通広告に院長の顔写真を掲載することで、いくつかの効果が期待できます。
クリニックに親しみを感じてもらいやすくなります。「どんな人が治療を行なっているか」がわかることで、地域住民や通行人により身近な存在として認識してもらえるからです。
親近感を持ってもらえれば、リピーターの獲得や口コミによる新規患者の誘致にも役立つでしょう。
多くのクリニックが競合する中で、他のクリニックと差別化を図ることができます。とくに、院長が有名な専門医であったり、メディアに登場したりしている場合、知名度を利用できます。
院長の顔写真を掲載することで、「この院長が責任を持って診療する」というメッセージが伝わり、クリニック全体の信頼性が向上。顔写真と共に経歴や資格を掲載すれば、院長の専門性や実績もアピールできます。「この先生にお願いしたい」と感じてもらいやすくなるでしょう。
院長の顔写真は、クリニックのブランドイメージを形成する重要な要素。院長の顔がクリニックの象徴となることで、視覚的に認識されやすくなり、地域住民の記憶に残りやすくなります。他の広告媒体との相乗効果も期待でき、クリニックのブランディングにもつながると言えます。
顔写真を掲載することで、院長やクリニックの人間味が伝わりやすくなります。
医療サービスは信頼性が重要な要素。実際に治療を行う院長の顔が見えることで、患者が安心感を抱きやすくなるのです。中でも、はじめて訪れる患者に対しては不安を和らげる効果も期待できます。
もし複数のエリアに病院やクリニックを展開している場合は、総合院長の顔写真よりも地域院長の顔写真を使うのがおすすめ。患者は、自分の地域に特化した情報や人物を求める傾向があります。総合院長の顔写真を使うことで、かえって無機質な印象を与えたり、距離を感じさせてしまったりするかもしれません。
ただし、複数エリアで一貫したブランドイメージを伝えるためには、総合院長の顔写真を使った方が良い場合もあります。広告の目的や求める効果、ブランディングを意識して広告出稿を行いましょう。
原稿は必ず媒体社の審査が入り、問題があればそこで指摘されます。
媒体社より「保健所の確認を行うように」というような内容の戻しが来た場合は、代理店によっては管轄の保健所の広告担当に確認をしてくれます。
事前にどのような対応をしてくれるのか、確認しておくのがいいでしょう。

特定のエリアに暮らす人たちへアピールしやすい交通広告は、病院・歯科クリニックの広告出稿にも適しています。バス広告、電車広告、タクシー広告などさまざまある中で、狙いたいターゲットを絞ってどの媒体にするかを選びましょう。
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